2016年09月20日

CDT Day39

Day39
2015.5.24

寒いのは風のせいかと思ったら、明るくなると雪が降っているのが目に入った。地面がようやく白くなる程度の積雪だけど寒い。靴は昨日の夕方に釣りした際に湿地帯に足首まで浸かり乾かないまま朝を迎えてしまい、それがガチガチに凍り足が入っていかない。8amを過ぎると峠道に車のエンジン音が聞こえるようになった。それを合図に荷物をまとめた人から車道まで歩き始めた。僕はサンダルを履いて靴は手に持って出た。…にしても、寒かった。雪も止まない。ガスも出ている。車が来るのを待つ間、動いていないと寒いので足踏みをしたり10mくらいを行ったり来たりしながら少しでも熱を出していた。アメリカのデカい車とは言え一台に6人は乗れないので、ニックは歩いて峠を下っていってしまった。みんなと離れた方が拾ってもらいやすいという作戦だろう。ヒッチハイクをし始めて15分くらいした頃、観光バスが向かってきた。経験上、仕事中の車は止まってくれないのはみんな知っていたけれどバンジョーが立てた親指に観光バスが止まった!まさかバスでチャマの町まで行けるとは!!バスに乗り込むと観光客が不思議そうな顔で見てくる間を通って後方の席に5人で固まって座った。峠道を下る窓からニックの姿を探したけれど見つけられなかった。誰かに乗せてもらえたらしい。チャマのメインストリートに着くと、沢山のハイカーがいた。自分たちより後ろにいたはずの数人は山道は危険と判断してゴーストランチから一般道を歩いたりヒッチハイクで来たらしい。この先は雪が多いのでこの町でみんな足止めを食らって、天気予報や先を行くハイカーや地元住人の情報を集めて作戦を練っている様子。でも、とにかく、飯だ!飯だ!と一番近い食堂に入って温かくて甘くてしょっぱい物でお腹を満たした。その後はまだ濡れている格好のままメインストリートを歩いて安いホテルやスーパーがある町の反対側に向かった。幹線道路がT字路になっている所でみんなとはお別れ。昨日から考えていたけど、この先今の装備で次のセクションは歩くのは厳しいので、本来ならあと5日くらい歩いてから向かう予定だったパゴサ・スプリングスという大き目の町に先回りする事にした。通販してモーテルに送っておいたピッケルと軽アイゼンと新しい靴をピックアップして、明日またヒッチハイクでチャマに戻ってくるという計画。T字路から少し離れて停車しやすそうなスペースがある所で本日2回目のヒッチハイク。交通量はあるけれど雨が降っているのでなかなか止まってくれる車がない。そりゃそうだ、誰がびしょ濡れの不審なアジア人を車に載せたい?それでも、止まってくれる人はいるもので、途中まででいいならとおじさんが乗せてくれた。ジュースまでくれる優しさが嬉しくて自分としては珍しく色々とベラベラ話した気がする。その後は本日三回目のヒッチハイク。まだ雨は降っていたけれど意外とすぐに乗せてもらえた。ネイティブ・アメリカンの居住地からパゴサ・スプリングスへ買い出しに行く途中だというシェーンという男性。こちらとしては目的のモーテルまでで良かったけれど、ご厚意で中華レストランやカフェやスーパー二軒をハシゴしてくれた。「明日もしヒッチハイクがうまくいかずにチャマに戻れなかったり、何か困った事があったら電話して。」と電話番号のメモを渡してくれた。会話の中で仏教に興味があると言っていたので、お守りでつけていた二本の数珠のうち一本をお礼にあげると、じゃあこちらもと車の中にあるナイフのシャープナーとシリコンのボウルをくれた。正直、ナイフ研がないしボウル使わないし、でもジャパニーズ断れない。頂きました。そしてモーテルにあるハイカーボックスに入れておきました。今日のモーテルはハイカーに親切で、一般客よりも安くしてくれコインランドリーが遠いからと無料で洗濯までしてくれた。通販しておいた物も無事に届いていた。歩いてないのに、長い一日だった。
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posted by MIJ at 22:19| Comment(0) | TrackBack(0) | Continental Divid Trail 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする